受験直前の「月経移動」が難しいことも

受験の日程は、共通テスト、私立入試、国公立入試など複数日にわたります。
また、思春期はまだ月経周期が安定していないことも多く、「次の生理がいつ来るのか」を正確に予測すること自体が難しい場合があります。
月経移動を行っても、予定どおりに出血をコントロールできないことや、途中で少量の出血がみられることもあります。

そして、もう一つ大切なのがPMS(月経前症候群)です。
生理痛だけではなく、

  • 生理前になるとイライラする
  • 気分が落ち込む
  • 眠気やだるさが強い
  • 頭痛や腹痛がある
  • 集中できず、勉強が進まない

といった症状が、毎月のように受験勉強に影響しているお子さんも少なくありません。

受験勉強中に月経による体調の変化を感じる学生のイラスト

そこで、今から考えてほしいのが「ピル」という選択肢です

ピルというと、「避妊のため」というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
しかし、避妊だけを目的とした薬ではなく、月経困難症の治療にも広く使用されています。
薬の種類や症状によっては、月経痛を軽くするだけでなく、PMSなど月経周期に伴う症状の改善も期待できます。
また、製剤の選択や服用方法を工夫することで、月経の回数を減らしたり、大切な予定と出血が重ならないよう調整したりすることも可能です。

毎月繰り返されるホルモン変動や月経に伴う症状をできるだけ少なくし、
「受験の日に生理が来るかどうか」だけではなく、受験までの数か月をできるだけ安定した体調で過ごす。それも大切な受験対策のひとつだと思います。

手帳と薬、水を用意して月経に伴う体調管理を計画するイラスト

始めるなら「受験直前」ではなく、余裕のある今の時期に

ピルは、体質によって合う薬が異なります。飲み始めには、吐き気、頭痛、少量の不正出血などがみられることもあります。
そのため、大切な試験の直前に初めて服用するよりも、時間に余裕のある時期から相談し、ご本人に合った方法を見つけておくことをおすすめします。

診察では、既往歴や体質などを確認し、安全に使用できるかを判断したうえで処方します。まれではありますが血栓症など注意すべき副作用もあるため、服用中も適切にフォローしていきます。

「ピルには少し抵抗がある」という保護者の方へ

そのお気持ちも含めて、まずはご相談ください。必ずピルを飲まなければならないわけではありません。
ただ、もしお子さんが毎月の生理痛やPMSで勉強に集中できなかったり、学校生活に支障が出たりしているのであれば、「受験が終わるまでの体調管理のひとつ」として検討してみるのも選択肢です。

婦人科医に月経の悩みを相談する受験生と保護者のイラスト

実際に治療を始めた方から、
「もっと早く相談すればよかった」
「こんなに楽になるなら、もっと早く使いたかった」
という声をいただくことも少なくありません。

月経痛やPMSは、ただ我慢しなければならないものではありません。
お子さんがこれまで頑張ってきた力を、大切な日にできるだけ発揮できるように。
受験直前ではなく、ぜひ今からご相談ください。
「薬を飲むかどうかはまだ決めていない」という段階でのご相談もどうぞ。

まずは相談から

受験本番に向けた体調管理を、
今から一緒に考えませんか?

「薬を飲むかどうかはまだ決めていない」という段階でも大丈夫です。
時間に余裕のあるうちに、保護者の方と一緒にご相談いただけます。

  • 生理痛やPMSについて相談できます
  • 症状や体質を確認して方法を検討します
  • 服用を決める前の相談でも大丈夫です
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